『オープニング』

「くうー!寒すぎだろ。」

俺は、クリスマス限定のイルネを見に。うみねこUshiromiya Fantasylandに来ていた。
無論。うみねこセブンのメンバーも来ている。
ただし、朱志香だけは、遅刻で、後での合流になっている。
ちなみに、今日の気温は、マイナス2℃。冷えすぎだろ!!

「まぁ、仕方ないね、今週の寒波は、異常らしいからね。
夜になったら。これ以上の寒さが来るって。母さんが言っていたよ。」
「これ以上の寒さだって!?冗談じゃない!!俺は、寒さがキライなんだ!!」
「うー。じゃあ、雪は嫌いなの?雪だるま、一緒に作ってくれないの?」
「キライじゃないが、この寒さがキライなんだ!!」


一方、駅前では・・・。

「だー!もう!今日は、クリスマス限定のイルミネーションなのに!!
許さないです。恋人達の幸せな時間を邪魔しやがって!!」

青色の制服姿の少女は、この状態に、怒ってしまい。
スカートの下の、体操服ズボンから。二丁の銃を出した。
それを両手に持ち。右手に持った銃を静かに、相手側の大群に向ける。

「山羊さんは、静かにしてくださいね。今日は、クリスマスなので。
アイシクルフリーズ!!」

すると、山羊さんの大群は、みるみると、凍っていきました。
5分も経てば、でっかい。氷柱になりました。

「ふう。疲れました。さてと。イルネを見に行きますか。」
「すげーぜ!今のアンタの魔法か!?」
「そうですけど、貴方は、誰でしょうか??」
「右代宮家って。知っているか?」
「知りませんね、常識人ではないので。」
「マジかよ・・・・。世の中に、右代宮家の名を知らない人がいるなんて・・・。」
「用はそれだけですか・・・。では、私は。これで。」
「待ってくれ!アンタ、名は・・・。」
「二つ、言っておきます。
一つ目は、私は、確かに、魔法を使えますよ、なので、魔女です。
ですが、正義のために、人々を守るためしか、魔法は使いません。
二つ目。ファントム側の魔女ではなく、独断専行の魔女です。
最後に、私の名ですが、『記憶の魔女 葛葉 千登勢』と、申します。
以後、お見知りおきを。右代宮 朱志香。」
「と、言いたかったのだが。」
「誰だよ!アンタ!」
「クリス・・・。そちらも、終わったのですね。」
「ファントムじゃないが。ここも、か・・・。うん?」

クリスは、朱志香をじっくりと、見つめる・・・。

「やっぱり・・・。少し。信じがたいな・・・。捜したぜ、うみねこセブン。」
「そんなことないぜ!!アタシは・・・。」
「いや、俺は、何でも、知っているからな。」
「ごめんなさい、朱志香さん、クリスは、『博識の執事』なので。何でもお見通しですよ。」
「マジかよ・・・。(汗)」
「その通りだ。・・・。そこに、居るだろ、出雲・氷月。」
「はぁ、レイピアの能力で、素早く隠れたのに!!」
「幻術が見破られるとか、ひどくないか!!」
「・・・。あとで。相手してやる。」
「悪魔だ・・・。」

と、出雲と氷月がぼやいていたのも無理はない。

「えーと、自己紹介してくれないかな、お二人さん。」
「そう言いたいのだけど!どうやら、イルネの現場に、敵が発生したみたいだよ!!」
「あそこには、戦人たちが!!どうしたら!!
こっから、イルネまで、走っても、時間がかかるし。」
「・・・。飛べば、良いじゃないですか・・・。」
「でも、どうやって!!あー!もう!どうしよう!!」

朱志香は、慌てて考える。どうしたら、皆のところに行けるのかと。

「朱志香さん・・・。」

千登勢は少し考える。そして・・・。

「飛行魔法で皆さんの所へ連れていってあげます。良いですね。」
「・・・。分かった、皆の所に連れてってくれ。」

千登勢は、残ったメンバーにも、指令を出した後。

「こんなので、行けるのかよ。」
「平気ですよ。ここに、魔法を追加するので。」

そう言うと、静かに、千登勢は、目を閉じる。
暗闇の中から、たった一つの光の道筋があることを信じて。
『見えた!!』そう、感じると、自然に、魔法陣が出てきた・・・。

「すげぇぜ、千登勢、アンタの魔法陣は。」
「どうも。さてと、『真空の翼よ、今こそ、我に、鳥のような翼を与えたまえ。』」

すると、千登勢が使っている白いスニーカーから、白い羽が出てくる。

「しっかり、私から、離れないでくださいね、
クリス!先に行っているので、急いで来てください。お願いしますよ。」
「了解。」
「跳びます、『スカイバスター!!』」

両手に握った銃が、ジェット代わりをして、二人は跳びました。

「大丈夫なのかよ!!ちゃんと!!着くのか!?」
「ご安心を。私は、ファントムみたいに。幻想を愛する者ではないので。」

『アイキャッチ。』


「ちっ!!このままじゃ!!寒すぎて死ぬぜ!!」
「うー。確かにヤバい!!うー!」
「責めて、イエローが来てくれれば・・・。」
「さぁ、やっちゃいなさい!!氷結怪獣『フロスト』!!」
「ぐぎゃー!!」

煉獄の七姉妹の長女ルシファーが指揮する。氷結怪獣『フロスト』の攻撃は。
うみねこセブンに対しては、きつい攻撃だった。
フロストの吐く白い息と同時に強烈な冷気が出てくる。

「ぐっ!!また寒くなっちまった!!!」
「このままだと。本気で凍ってしまうかもね。」
「うー!!氷付けは、やだー!!!」

うみねこセブンのピンチに現れたのは・・・。

「対魔法専用弾セット完了!!『フレイムショット!!!』」
「えっ?」

3人が驚くのも無理はなかった。
空中からの炎属性のショットを打ったのは。
初対面の少女だったからだ・・・。

「間にあったぜ!!みんな大丈夫か?」

そう言ったのは、うみねこイエローだった。

「イエロー!今までどうしていたんだ!!」
「いや〜。クリスマスプレゼントを買おうとしたら。偶然会っちまって・・・。」
「うー!こっちに来る!」
「のんびり会話する時間をくれないみたいだね。」

と言うセブンの会話に介入したのは・・。

「まっ!あたしのレイピアと氷月の幻術で何とかなるでしょ!」
「おいおい。オレの幻術は、あくまで時間稼ぎだ!!」
「遅いですよ。クリス。」
「悪いな、3人をここにワープしたからな・・・。」

そう言って現れたのは。
千登勢の執事であるクリスと友人二人組だった。

「とりあえず。行くぜ!
燃えるハートは、いつも絶好調だぜ!うみねこレッド!!」
「きゅんきゅん度は、いつでも最高潮!うみねこイエロー!!」
「いつでも優しいよ。どこでもね・・。うみねこグリーン!!」
「うー!魔法を愛する心はいつでも!!うみねこピンク!!」
「番外編でもやっちゃうぜ!!『六軒島戦隊 うみねこセブン!!参上』」

と、自己紹介したら・・・。

「あっ、それ!!良いかもしれない!!やってみますか!!
昼間は、普通の中学2年生、夜は。魔女。方白 出雲。参上だよ!!」
「マジで!やるのか!?それを!
普通の中2だが。時間稼ぎの幻術使い。高城 氷月だ。」
「おいおい。もうやっているのかよ・・・。
千登勢の執事とサポート係。クリスと言うぜ。(ちなみに、本名は明かせないぜ。)」
「出雲ってば・・・。こうなったらやるしかありませんね。
守りたいモノがあるからここに居る。『記憶の魔女 葛葉 千登勢。』と言います。」

「てなわけで!4人合わせて。独立部隊 『カケラ』だよ!」

と、出雲がたぶんリーダーになるだろう・・・。
ピッタリだから・・・。

「えっ・・・。なんか、ヤバいかも・・・・。」

と、ルシファーは、思った。
たぶん、このメンバーなら、ルシファーは倒せると作者は思う・・・。

「てなわけで。さくっと。やっちゃうよ!!」
「えーーーーーーーー!?」

数分後・・・・。

見事に。氷結怪獣『フロスト』は、無事に壊滅。
ルシファーは、恐ろしくなって逃げました。

「ふう。やっぱり。闘いの後は疲れますね。」

千登勢は、イルネ会場の入り口ベンチに座っていた。隣には、戦人とクリスが居る。
他のメンバーは。イルネを見に行っている。

「まぁな・・・。それにしても千登勢達は、どうするんだ?」
「イルネを見たら。空を飛んで、家に帰ります。と言いたいのですが・・・。」
「そこから先は、俺が言うぜ。当分の間は滞在すると・・・。
理由は、ファントムと俺たちの敵が絡んでいると分かってしまったからな・・・。」
「そっか・・・。また会えるのだな。」

戦人は、ホッとした。もう会えないと思ったからだ。

「だから。次に会うまでは、お互いがんばりましょう。戦人。」
「あぁ。」
「ふう・・・。千登勢も張り切ったなぁ・・・。こりゃあ・・。
どうなるか否や。俺は、知らないぞ。」

『エンディングへ・・・。』

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