『今回予告』
「金蔵さん……蔵臼さんたちに『うみねこセブン』のことを伝えたのは、まだ早かったんじゃないか?」

「………源次、もう一杯頼む。心持ち薄めでな。」

「かしこまりました」

「楼座さんは血相を変えて出て行くし、夏妃さんも絵羽さんもかなり思いつめた様子…まずいことになるんじゃ……」

「皆の心が一つにまとまらねば、どちらにしろ勝てぬ相手よ…これもまた試練だ。」

「………………次回うみねこセブン第6話…『母の想い、子の想い』……金蔵さん、この試練はある意味険しすぎますぞ……あ、源次さん、私にも青汁お願いします。」



【オープニング】

うみねこセブン遊園地支部

「真里亞ぁ〜、その手にあるものは何だ?」
「う〜、水風船の水の代わりに墨汁を入れてみた♪これを敵にぶつけると相手もビックリすると思う!」
うみねこセブン遊園地支部にあるミーティングルームで、子供達4人はファントムへの対抗策を考えていた。

「名付けるなら墨風船ってとこだね。意外と目潰しとして効果があるかもしれないね」
「あっははは!じゃあ試してみないとな!シャワールームもここにはあるし、戦人一発喰らってやれよ!」
「か、勘弁してくれよ〜〜〜」

墨風船を構える真里亞、後退りする戦人、もちろん真里亞は本気で投げようとは思っていないし、戦人も投げられると思っていない。圧倒的な強さを誇るガァプへの対策が浮かばず重い空気になっていたため、それを払拭しようとする ちょっとしたおふざけだった。

「こういったものを人に向けちゃダメだって、いつも言ってるわよね?」
しかし、真里亞が持っていた墨風船は背後から伸びた手によって、ひょいと取り上げられてしまう。

「……ママ?」

「「「えっ!?」」」

うみねこセブンとして活動していることを親たちは知らない。
だから、この場所のことも知らないし、ここにいるはずはなかった。
しかしそこには、真里亞の母である楼座の姿があった。

皆の日常を守るために戦ってきた『うみねこセブン』
しかし、その日常が暴風となって襲いかかってきた…



『六軒島戦隊 うみねこセブン』 うみねこセブン第6話「母の想い、子の想い」



うみねこセブン本部・作戦司令室

「………………何よ…これ…」
「こんな……………………」
うみねこセブンとして覚醒した初めての戦闘、そしてベルゼブブ率いるヤギの従者と戦う真里亞。スクリーンには遊園地での うみねこセブンとファントムの戦いが映しだされている。

「…親父殿、どういうことなのか説明していただけますか?」

金蔵の子供である4人とその配偶者らは、源次の案内でうみねこセブン本部に連れて来られていた。そこで見せられたのは、うみねこセブンの戦闘映像。突然のことに皆が途惑い、金蔵に説明を求めた。それに応えるように金蔵は席を立ち、皆に向かい合う。

「このことを今まで黙っていたことをまずは詫びよう。そこに映し出されていることはすべて真実、そしてこれから話すこともまた真実、とてもとても大事な話だ…」
そして金蔵は話し始めた。『うみねこセブン』のことを……


「自分の子供達が戦っている」その事実を聞いて真っ先に反応したのは楼座だった。ガァプシステムを使い遊園地支部に来た楼座は、真里亞にコアを渡すよう迫ってきた。激しい口論の末、真里亞はさくたろうを召喚、獅子の姿に形を変えたさくたろうの背に乗って飛び出してしまう。それを追いかける楼座。そして譲治・戦人・朱志香も後を追うとするが、ファントム出現を知らせる緊急通信が入る。真里亞のことを心配しつつもファントムを倒すために向かう3人だった。が…


「…………戦人君、朱志香ちゃん、ごめん。先に行っててくれないかな……ボクも後からすぐに向かうから……」
「あ、ああ、わかった…」
戦人と朱志香は先に進む。しかし譲治の前には、絵羽が立ちふさがっていた。



Ushiromiya Fantasyland / Classic Serenade

「とりあえず『うみねこセブン』とやらが出てくるように、おまえたちは適当に暴れてろ!」
「メーーーーーッ!!」
右代宮ファンタジーランド・クラシックセレナーデにファントム現る(今日が休館日なのは不幸中の幸いであった)。幻想怪人クラゲラの指示を受け、山羊の従者たちは破壊活動を行うために散っていく。

クラゲラ。クラゲ型の幻想怪人。作戦指揮が行えるほどの高い知能を持っていたが、性格的に難アリということでワルギリアに実戦投入を渋られていた。そのため、かなり初期に作られていながら、ようやくの実戦であった。
(我らファントムの邪魔をする『うみねこセブン』を始末すれば、ワルギリア様も俺を認めてくれるだろう……)
己が野心と打倒うみねこセブンに燃えるクラゲラ、戦いを望むその願いはすぐに叶う。

「お前達の好き勝手にはさせないぞ!ファントム!」
山羊を打ち倒しながら、うみねこイエローとうみねこレッドに変身した朱志香と戦人が現れる。

「ゲラゲラゲラ、思ったより早く出てきたな、うみねこセブン!4人と聞いていたが2人だけかぁ?」
「こっちも色々と立込んでんだよ!おまえの相手をしてる暇なんざねぇ!喰らえ!!レッド・ガンナーズ・ブルーム!!」
うみねこレッドの蒼き機関銃より赤き光弾が放たれる。しかしクラゲラはその攻撃を気にすることなく、うみねこレッドに突撃する。

「なっ!!攻撃が素通りするだと!?」
「ゲラゲラゲラゲラ!効かないぃ効かないなぁぁぁ!!俺の身体は、ガラスが光を通すように魔力を素通りさせる!そしておまえこそ喰らえ!海月妖操鞭!!!」
「うわあああぁぁぁあl!!」

魔力透過ボディ……幻想怪人クラゲラの一点の曇りもない透き通った体は、エネルギー放出系の攻撃を一切受け付けない。うみねこレッドとの相性は最悪だった。クラゲラの触手が鞭のようにしなり、うみねこレッドを打ちつけ吹き飛ばす。レッドはそのまま気を失ってしまった。

「ちくしょう!だったら私の拳で叩きのめして……」
拳を構え攻撃を仕掛けようとするうみねこイエローだったが、轟く銃声に動きを止める。

「ファントムとやら、私と勝負しなさい!!!」

(か、母さん!?)

そこにはウインチェスターを構える夏妃の姿があった。



うみねこセブン遊園地支部

譲治の前に立ちはだかった絵羽は、冷たい口調で語り出す。

「貴方は私と秀吉さんのたった一人の息子…いえ、それだけじゃないわ、右代宮家の跡取りになるかもしれない大切な身体なのよ?今は貴方達以外の対抗手段が無くても、そのうち、きっと、国や私たち大人がなんとかする。だから譲治が戦うことはないわ」

「今、苦しんでいる人たちはどうなるの?母さんの頼みでも聞けない……お願いだから、そこをどいて」
しかし譲治は確かな決意を持って、絵羽の提案を退ける。

「…………だったら私を倒して行きなさい」
「!!!」
「今、苦しんでいる人たちを助けたい?本当に貴方に人々を救えるだけの力があるの?いくらご立派な御託を並べても、力がなければ何も成せない!そして私に倒される程度の力しかないなら、そんな綺麗事捨ててしまいなさい!!」

そして絵羽は一切の手加減なく上段廻し蹴りを放った。



Ushiromiya Fantasyland / Flower Princess

(『騒ぎがあって驚いたけど、無事で良かったわ』か……本当に母親失格ね……)
真里亞が戦っていたとき、楼座は同じ遊園地の中にいた。真里亞を一時間も待たせた。その間、真里亞は戦っていた。そして自分は何も気付かなかった…………楼座はひどい自己嫌悪に陥る。だからこそ、だからこそせめて、真里亞を危ない戦いには出させまいと心に決めた。

「やっぱり、ここにいたのね…ここは真里亞のお気に入りの場所だものね」
「……う〜」
右代宮ファンタジーランド・フラワープリンセス。ここにある薔薇の花壇の前で、楼座は真里亞を見つけた。

「真里亞は痛いのイヤよね?だから戦うのやめましょう?」
「やだ」
「じゃあ、真里亞はママとお家で応援合戦しましょう、ね?」
「やだ」
「……真里亞、コアを渡しなさい」
「やだ!」
「真里亞っっ!どうしてママの言うことが聞けないの!!」
カッとなった楼座が真里亞の頬を打とうと右手を振り上げる。

「真里亞は、真里亞は……っ!!」
真里亞はうみねこピンクへと変身。呪文を詠唱し、魔力の集まった杖の先端を楼座へと向けた。


【アイキャッチ】


Ushiromiya Fantasyland / Classic Serenade

夏妃は自分の行動があまりにも軽率だったと後悔する。
子供たちを戦わせたくない、ならば自分が戦えばいい。
金蔵から現代の武器は通用しないと、子供たちでしか対抗できないと聞かされたが信じなかった。
しかし怪物には本当に銃は効かず、自分は捕らわれ、そのため朱志香は何も出来ず、無抵抗で怪物の攻撃を受け続けていた。

「ごめんなさい……もういい…私のために…もう傷つくことない!逃げて……」
「気に…しないで………」
後悔の涙を流す夏妃に、クラゲラの攻撃を受けボロボロになりながらも、うみねこイエローは微笑んだ。

「心配するのはよくわかるよ…戦かったら無傷では済まないし…。でも、どんなに傷ついても、私は負けない!だから、泣かないで……」

(朱志香……)

「ゲラゲラゲラ!!!この状況で負けないなんてよく言えるなぁ!!そろそろトドメだっ!!!」
「へへっ、負けないさ……うみねこセブンは一人じゃないんだぜ?」

クラゲラの足元に弾丸が撃ち込まれる。放たれたほうを見ると、うみねこレッドがよろよろと立ち上がっていた。

「ふん!意識を取り戻したか…しかし貴様ら二人では俺には勝てん、なにより人質が………!!??」
死角より迫りくる『何か』の存在を感じた時には遅かった。先ほどのうみねこレッドの攻撃が注意を逸らすために放たれたものであったことをクラゲラは気付かされる。

「うりゅりゅりゅりゅ〜〜〜〜〜〜!!!!」

ライオンモードのさくたろうの体当たりを受けてクラゲラは弾き飛ばされた、そしてうみねこグリーンのナイフにより夏妃を縛っていた触手は切り裂かれ、解放された夏妃を絵羽と楼座が受け止めた。

「何とか間に合ったみたいだね」
「な、夏妃姉さん!大丈夫!?」
「くっ…戦人君も朱志香ちゃんも、かなりダメージを受けてるみたいね……」
「う〜、さくたろう無理させてごめんね……」
「う、うりゅ〜だ、大丈夫!で、でも4人乗せての全力疾走は流石にきつかったかも…」


時間を少し遡るとしよう…

Ushiromiya Fantasyland / Flower Princess

「ま、真里亞………えっ!?」
うみねこピンクの放った魔法弾は、楼座の横を通り抜け、その後ろに迫る山羊の従者を打ち倒した。

うみねこレッド達が倒したはずの山羊の従者だったが、どうやら一人打ち洩らしていたらしい。その山羊は背後から楼座を襲おうとしていたので、真里亞は慌てて変身し魔法弾を放ったのだった。
突然の出来事に唖然とする楼座、そんな楼座に真里亞は抱きつき必死で訴えかける。

「真里亞はママが大好きだから!ママを守れる魔法が使えるようになって嬉しかった!ママにいつも守ってもらっているから、今度は真里亞が守るの!!」

「真里亞………」
果たして自分は真里亞に守ってもらう資格などあるのだろうか?そう思いながら、楼座は真里亞の頭を優しく撫でた。



うみねこセブン遊園地支部

「……譲治、なんで避けなかったの?」
額から血を流す息子の姿に、蹴りを放った絵羽のほうが動揺する。譲治は(効いていない訳が無いのに…)平然としながら答える。

「ボクの敵はファントムであって母さんじゃない。そしてどんな事になろうとボクは決心を変えないよ。ここで母さんに打ちのめされても這ってでも戦いの場に行く」

「………いっぱしの口を利くようになったわね」
譲治の決意を自分では覆すことができない、そのことを寂しそうに微笑みながら絵羽は悟った。


その後、通信により戦人・朱志香・夏妃のピンチを知った譲治と真里亞は合流、はぐれヤギさんの事もあるので(そして何より直接戦いを見守らせてほしいとの二人の願いから)絵羽・楼座も引き連れて、さくたろうの背に乗りやってきたのだった。



Ushiromiya Fantasyland / Classic Serenade

「しかし流石だね……ボクとピンクの合流地点の指示、一切無駄のないルート選び……霧江さんのナビゲーションがなければ、こんなに早くここに来ることはできなかったよ」
「えっ!?」
うみねこグリーンの言葉にレッドは驚く。

「ボクたちのことを聞いてすぐに、お祖父さんに「自分も使ってくれ」って頼み込んだらしい。それとレッドにも伝言があるよ『私は私の出来ることを全力でやるから、うみねこレッド君も自分の出来ることを全力でやりなさい』だってさ」
「………いっひっひ、霧江さんはやっぱすげぇぜ……俄然、力が沸いてきた!!よーし!みんな行くぜ!!」


「背中を守ってくれる存在がいるから勇気百倍だぜ!うみねこレッド!!」
「大切な人の涙は見たくないから私は負けない!うみねこイエロー!!」
「安心してもらうために今日は力を誇示するよ…うみねこグリーン!!」
「絶対に守る!大切な人には指一本触れさせない!うみねこピンク!!」

「輝く未来を守るため! 『六軒島戦隊 うみねこセブン』参上!!」


「ゲララララァ〜ッ!何人束になろうが関係ない!!」
非力な人間を人質にとれば先ほどのように抵抗できまい…そう考えたクラゲラは無数の触手を振るい、絵羽・夏妃・楼座に襲い掛かる。
しかしその攻撃は、うみねこピンクの防御結界によって阻まれる。

「聞いてなかった?絶対に守るんだから!!」

「ナイスだぜ、ピンク!よし!私もいっちょリベンジといくか!!」
ダメージはまだ残っていたが、イエローは自分を鼓舞しながら敵に立ち向かおうとする。
そのとき、夏妃に呼び止められた。

「ジェシ…いえ………………………ねこねこイエロー!頑張って!!!」
夏妃の声援に、うみねこイエローこと朱志香は目を丸くする。

「(母さん…名前、間違ってるよ…でも)…………うん!」
夏妃は応援するぐらいしか出来ない自分を情けないと思っているが、それは間違いだった。母の声援は、うみねこイエローに何にも変えられない力を与える。イエローはクラゲラに向かって猛然とダッシュした。

「ゲゲラァァッ!人質がいなくとも貴様らごときぃぃ!!海月妖操鞭!!!」
「どんだけ攻撃食らったと思ってやがる!てめぇの攻撃はもう見切ったぜ!!超全力!破魔連撃拳!!!」
「ゲラぶへァァァァ!!」
襲い来る触手を掻い潜り、うみねこイエローはクラゲラのボディに連撃を叩き込む。クラゲラはたまらず空中に逃げる。

(ぐうぅ〜…聞いていたよりもずっと強い……人質も奪還されたし、ここは一先ず退き体勢を整えるか……)

「あの怪人、空も飛べるのか……まずいね、逃げられてしまうかも……」
譲治たちは、ここに到着するまでの間、霧江から敵怪人の分析結果も聞いていた。
遠距離での攻撃は、ピンクの魔法・レッドの弾丸が無効化されるため、うみねこグリーンこと譲治の投げナイフでの攻撃に頼るしかない。しかし、それも今のグリーンの腕前では、追撃としてはあまり効果が無さそうだった。

「何情けないこと言ってるのよ!戦い抜くんでしょう?だったら貴方の力を私に示して見せなさい!!!」
絵羽はそう言うと譲治に対して攻撃体勢を取る。

「(…そうか!)……はいっ!!」
絵羽の思惑を即座にグリーンは理解し、大きくその場でジャンプする。
その足の裏に絵羽が蹴りを放つ。絵羽の足を踏み台に、そして蹴りの威力を利用して、うみねこグリーンはクラゲラの元まで一気に跳躍する。

「逃がさないよ!魔王"飛翔"破岩脚!!!」

よもや自分が浮遊する場所まで飛んでくるとは予想していなかったクラゲラは、うみねこグリーンの攻撃をまともに喰らい落下、地面に激突する。

「ゲ、ゲラガガガッ!!こうなればっ!!!こうなればぁぁあ!!!」
うみねこセブンは予想以上に強かった、そして逃げることも叶わない……クラゲラは負けを悟る。しかし怪人の意地として、むざむざやられる気もサラサラなかった。クラゲラはうみねこレッドに向かって突進する。

「うみねこレッドォォ、せめて貴様は道連れだぁぁ!!貴様なら倒せる!この透過ボディがある限り!貴様の攻撃は効かな…」

パシャッ

何かがクラゲラの身体に当たり、クラゲラの身体が真っ黒に染まった。

「透き通った身体が攻撃を受け付けないなら……汚せばいい」
「あ………真里亞の墨風船」
「悪い怪人以外には、使っちゃダメよ☆」
楼座は、真里亞にウインクで答える。
そして真里亞も親指を立てて母に笑みを返した。

「(楼座叔母さんナイス!)今度こそ喰らえ!!【蒼き幻想砕き(ブルー・ファントムブレイカー)】!!!!」

「チクショォォ!!ファントム!バンザーイ!!!……ゲラァ…ァ…」

うみねこレッド必殺の攻撃を受け、幻想怪人クラゲラは消滅した。



うみねこセブン本部・作戦司令室

司令室では、戦いの一部始終を観ていた金蔵と南條が、ほっと胸をなでおろしていた。

「一時はどうなることかと思いましたが、なんとかなりましたな」
「うむ、あとはコレをどうするかだな……」
金蔵と南條は後ろを振り返る。

「はなせ源次!朱志香を、夏妃を、父として夫として助けにいかねばならんのだ!」
「源次さん後生や!!譲治らが戦ってるのに指をくわえて見てられんやろ!」
「べ、別に戦人のことなんてどうでもいいけど、加勢ぐらいはしてやろうかなぁなんてぇぇ!!!」
部屋の隅の方では親父たちがジタバタしていた。流石に収集がつかなくなるということで源次が押し留めていたのだった。

「え〜〜い!もう終わったわ!静かにせんか!!バカ息子どもがぁぁああ!!!!」


(ふぅ……)
霧江はインカムを外し、大きく息をつく。覚えたばかりの機械を操作してのバックアップに、流石の霧江も少し疲れたようだった。
モニターを見る。映るのは、戦いが終わり、健闘を称えあう子供たち。そして「あまり無茶はしないでね」と注意する母たちの姿。お互いに分かり合い笑みを浮かべている。
あの場に自分がいないことを、霧江はちょっぴり寂しく思った。そう…ちょっぴりだけ……


【エンディング】

《This story continues--Chapter 7.》



《 追加設定 》

うみねこセブンの親たち:第六話より、自分の息子・娘たちが、うみねこセブンとして幻想結社ファントムと戦っていることを知る。一応納得はしているが、やはり心配。霧江はオペレーター業務などで、うみねこセブンのバックアップに回ることを決意。他の親達も何かできないかと考えている模様。

幻想怪人クラゲラ:見た目は巨大な越前クラゲ、空も飛べる。エネルギー放出系の攻撃を素通りさせてしまう魔力透過ボディを持つ。無数の触手を鞭のように振るい攻撃する。邪悪で野心に満ち満ちており、その点をワルギリアは危惧し実戦投入を躊躇っていた経緯がある。



イラストに白桔梗さんの「う〜!皆とお揃い〜♪う〜!」を、
敵役にアルブレードさんの幻想怪人の設定を使わせて頂きました。
技名なども《設定案》から、拝借させて頂いています。
ありがとうございました。

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